地方の高校生が都心の大学を目指すべき理由
ふと、もう大学を卒業して10年近く経つ事に気づいた。
私は小論文と面接で大学に行った、所謂「勝手口入学」(在学中にこの言葉を言った言われたは2回くらい)だ。まあ一定数いる。
大学生活は本当に楽しく、行って良かった。だからこそ、もっと在学中からこうしたかったという想いが色々ある。
大学では友達づきあいにどっぷり浸かるべきだ
価値観の変革を起こしてこそ、大学に行った価値だと思う。
地元では、人生プランのパターンが固定化しつつある。高校出て、すぐ就職するか、地元で大学行って地元で就職するか、結婚して、子供できて、家建てて…
ま、それはそれで素敵な人生プランだし、それで満足なんじゃって人はそれで良いと思う。
ただ、地元じゃ絶対知らなかった考え方や生活が、「ある」事を知れるのが、大学だと思う。
大学入って、色々な雑貨屋、本屋、服屋があるのを知った。
田舎からこれらの店に行くのはプチイベントだが、都内では、学校帰りや仕事帰りにふらっと寄って買える日々の楽しみだ。
週末には色々な芝居や映画、などがあちこちで観られる(会社帰りに観る場合もある)。
経済水準が、文化水準が、地元とは明らかに違うのである。
都会ならではの消費生活と思うかもしれない。しかし、全国津々浦々に流れる情報・流行の発信元は、こうして生まれているのである。経済を回しているのはやはり都会だ。
大学入って、気がつくとみんな塾講師のバイトをしていた。
7月、初めてのテスト期間と思っていたら、周りの会話はデパートのバーゲンで持ちきりだった。バーゲンやってるなんて初めて知った。
長期休みには短期留学し、あるいは1年休学して留学し、就職活動を終え、4年には塾講で貯めたお金であちこち卒業旅行へ行っていた。
みんな遊んでばかりのように見えて、私よりよっぽどしっかりしていた。
クソ真面目な田舎もので、一人暮らしではなく兄弟で暮らしたため無意識に見張りあって門限をクソ真面目に守り続け、仕送りしてくれる実家の価値観にこだわり過ぎた。何にどれぐらいかかるのか考えないまま生活していた。周りのみんなの方がしっかり考えてたと、気づいたのは卒業して数年経ってからだった。
気の合わない友達と付き合う必要はないが、気の合う友達とはとことんあちこち行って、色々話した方がいい。
社会流動性が無くなりつつあると言われてる。どういう事かというと、豊かな家は豊か、貧乏な家は貧乏のまま。
そもそも大学行ける時点で良い方だろというご意見もわかる。大学入ったら、奨学金使ってる人あまりいなくてビビった記憶もある。まあ、田舎から出た人向けの給付奨学金も出てきてるから、上手く使える事を祈る。
都心の大学は、自分を上の水準に上げる可能性がある。海外など、さらに色々な世界を見せてくれる。
合わなかったら、降りればいいじゃない。地元しか知らないのと、広い世界を知って地元に行くだったら、視界は違うよ。
高校生よ、大学生よ、価値観を変えて広い世界を知れ。
と、在学中の価値観変革に失敗した私を反面教師にしてくれることを願って、このたわごとを締める。
異論は認める!チキンハート・豆腐メンタルの為、反撃は辛い!
P.S.勿論、学生の本分の勉強で学んだ事も沢山ある。歴史学での資料批判は、今のネット情報化時代踏まえるべきマストな考え方だ。などと言ってみる。
2019年観た映画・DVD・TV・舞台ベスト10 個人的刺さったランキング
※リンクは徐々に更新する予定ですが、とりあえず書いた勢いでどんどんアップします!じゃないとお蔵入りしそうなので!
今年もあと僅か。
元号が令和になった2019年は映画は3本。
…少ない。上半期くらいしか観に行けなかった。観たい作品は山程あったのに。折角感想を一言メモ残してても、目指してたランキング出来ないじゃん!
と、困って「まあ年賀状書くネタになったからいっかー。感謝を込めてツイートしよー」とつぶやいた所、
影響受けてこの1年、印象に残った映画やDVDの感想メモしてたら、書くネタ尽きてた年賀状に「今年のベスト5を書く」アイデアを捻り出して助かった!
— ねりガラ子 (@nerigarako) 2019年12月26日
…ほんとは放置してるブログに記事書ければいいのだが。
ジゴワットレポートの映画ランキング2019 - ジゴワットレポート https://t.co/mHEq6603Ld
なんといつも読んでて影響受けてる方からリツイートしていただけたので、嬉しくて調子乗ってブログ記事を書くことにしてしまった。初リツイート嬉しい。うん、凄く嬉しい。
とは言え足りないので、年賀状でも今年観たDVDを足してベスト5にしたのだが、ベストテンだとまだ足りない。されど感動したのはTVもあるぞーとか、そもそもジャズダンスにフラダンス、サーカスに芝居にストリートパフォーマンスフェスも観たじゃないかーと、思い返すと色々出てきた。
その中からざざっとまとめてみたら11本まで絞れた。1本多い…無理矢理まとめるか…。
という訳で、ザ・独断と偏見、決して威張れるラインナップじゃないけど、今年観てホント良かった!刺さった!な作品ランキングベストテン、勢いなままに行ってみたいと思います!
ダダン!
10位 プロメア(映画)
良かった。最初くらいは今年映画館で観た映画を入れられた。
数年前に観た大好きなTVアニメ「キルラキル」のトリガーが、同じ監督と脚本で、劇場版アニメやるってー?!観るしかないじゃん!!と公開開始から割とすぐ駆け込んだ作品。だって田舎だから早めに観ないと終わっちゃう。
スクリーン一杯のメカの迫力、この作品の特徴であるパステルカラーの炎の描写がCGで縦横無尽に動き回るのも、綿密ではなくダイナミックに振り切りました!感でスカッとした。
何より、キルラキルで大好きだったキャラクターたちを彷彿とさせる登場人物たちが出てきて、そうそう、こういう映画版が観たかったの!という感じ。ルチアの可愛いべらんめい口調がたまらない。主人公の火消しチームの仲の良さ一体感はほんといい。
加えて、ライバル火をつける側のリーダー、リオ君がほんと可愛カッコイイ!!可愛い見た目とクールな口調は流石早乙女太一ボイス。主人公ガロのスカッと見得を切るのと対比でいい感じ。あと、途中からリオ君はホント面倒見がいい気がする。
そして架空の世界ながら、現代に通じる人種や差別問題を交えつつ壮大なスケール感で描かれるストーリーは、流石は中島かずき脚本!劇団新感線の座付脚本家ならではの盛り上がる展開を映画の尺にまとめる手腕は流石です。気持ちよく名台詞が叫ばれる様を、気持ちよく観られる。滅殺開墾ビーム!!!!!
私はまだ見てないけどグレンラガンとかも同じ監督&脚本だし、王道メカバトルもの?好きな人向けでもあるし、今回はキルラキルのようなお色気な部分が残念ながら無かったので、子供からから大人まで、万人に勧められるアニメ映画だと思う。
折角放映されたし、他のメジャーな作品も今年は多かったから(見れてない天気の子とか)、心配で応援ツイートしたりしてたら、なんとなんとロングランにつぐロングランヒット!やったね!!私ももっとリピートで観に行きたかったよ!
…書いたら結構いったなあ(汗)。11位の「翔んで埼玉」と悩んだんだけど。一度でも東京都内や近郊に住んでた人なら爆笑ネタのオンパレードで楽しかった。
9位 「ドラえもんのび太の月面探査記」(映画)
みんな大好きドラえもん。私も大大大好きドラえもん。ドラちゃんの可愛いさが至福。
ここ2〜3年はまた映画館で観るようになったが、最近ほんと大人でも見応えある展開になってきてると思う。
今回の脚本に加わっているのは作家の辻村深月。ゲストキャラクターとの友情を深めていく所も、本来お決まりの展開であるにもかかわらず、丁寧に心の描写されているので、暖かな気持ちで感情移入できていく。だからエンディングに泣けたんだな。
こちらも冒険あり友情ありで万人に勧められる映画。そして、一つだけネタバレするならば、
ドラえもんの言った
「想像力は希望だ!人への思いやりだ!それを無くした時、破壊がうまれるんだ!」
という台詞に痺れた。これが聴けただけでも観る価値ある。
8位 「万引き家族」(DVD・TV)
昨年のアカデミー賞、話題作!
ほんと、ナチュラルな日常感と、みんなしあわせになって欲しいのになぁと思う。正しさとは、家族とは…。
胸がきゅっとなる。多くは言葉に語れないけど、確実に、観て良かった。そう思う作品。
7位「若おかみは小学生!」(DVD)
昨年ツイッターとかでじわじわ良作と話題になってたので、気になって見てみた。観て凄く良かった。同じく、じわじわ話題のすみっコぐらしの映画観たかったなあ。
原作は以前少し読んでた青い鳥文庫の人気シリーズ。そのエッセンスを映画にぎゅっと、丁寧に丁寧に描いた感じ。原作知らなくても勿論楽しめる。
アニメ映画と侮るなかれ、個人的に昨年の良作映画の一つと思っている「日日是好日」に匹敵する?ような色鮮やかな季節描写が香る。そこへ主人公おっこちゃんの気持ちに優しく寄り添っていく、暖かな世界。
こんな旅館に泊まってみたい。お仕事ものでもあり、悲しみの乗り越え方を、時にそっと、時にパワフルに?!教えてくれる作品。
6位 「この世界の片隅に」(DVD・TV)
昨年は確か実写スペシャルドラマやってて、そちらも良かったけど、やっぱりこの映画はほんといいと思う。アニメって、やっぱり動く絵画なんだよなって良さが滲み出てて、心の描写に寄り添ってくれる。
そして、ぶきっちょでぼーっとしてるすずさんの生活頑張ってる様子に、凄く親近感が湧くんだ。
最近シーン追加した映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も公開されたから、せめてDVDでたらすぐに観たいなあ。
5位 「ルパンレンジャーvsパトレンジャー 最終話」(TV・DVD)
いやほんと、昔から探偵と怪盗と言われたら怪盗が好きな方でして。ルパンとか3世とか怪盗クイーンとかキッドとか。
兎に角ルパンレンジャー側がスタイリッシュで魅力的だったのと、パトレン側との群像劇、唐突に現れるぶっ飛んだギャグ回(エアロビとかキツツキとかシャケとか)、ほんと1年楽しませて貰ったのだが、
その集大成、今までの関係性の積み重ねが、最終3話くらいにかけて綺麗に着地していた。
実は最終回、録画出来ない上に用事で観られず、まとめサイト閲覧からのDVDでようやく視聴だったのだが、展開知ってても感動出来るって凄くない?!
ルパンレンジャーの悲願が本当に目の前で叶った、あの瞬間の持ってき方はお見事!ドラマとして本当に面白かった。
4位 「クリスマスの約束2019」(TV)
これだけ最近だなおい。しかも今までの流れとかなり毛色が違う番組だね。コンサート形式の音楽番組。
シンガーソングライター小田和正の呼びかけで集まったアーティストとコラボして、主にカヴァーソングを歌う。そのハーモニーの重厚さたるや、絶妙でその歌の新しい顔を見せてくれる。
今日本で、ハーモニーに感動して泣けることって、なかなか無いと思う。心地よい、のその先にあるハーモニーの可能性が広がっている。
小委員会バンドやJUJUたち常連メンバーもいいし、この日のこと、いい曲が今年も沢山。寄り添う歌やハーモニーができる小田和正だからできる技。
昨年はクリスマスは休みだったが今年春に特番やって、それ以外は毎年恒例の番組。過去回も聴きごたえ見ごたえある歌ばかりなので、観られる方はparaviで!
3位 「さらざんまい 第1皿」(TV)
異色が続きます!てか、ここからはがっつり刺さった系。そしてこの作品は、観ると世界の風景が変わっちゃう系。但し、万人にはオススメできない系。だってヤバイやつしか出てこない。
「少女革命ウテナ」「廻るピングドラム」を手掛けた幾原監督の最新作、初回放送開始数時間前に存在に気づいてTV前に待機した。あ、ちなみに一般的には、旧作の「美少女戦士セーラームーン」TVシリーズや映画の監督、の方がわかるかなあ。テレ朝でやってた方。NHKで最近やった方じゃない方。
で、深夜に待機してみた訳だけど。
1話観終わってしばらく呆然とした。なんか凄いモンを見てしまった感。とんでもないモンを見てしまった感。一旦寝た。起きた。怒涛の中毒性だった。
独特の世界観。不思議なマークが飛び交い、世界はキラキラと輝く。伏線につぐ伏線。キャッチーな言葉。一歩間違えばグロに成りかねない所を綺麗に表現してくる。何が起こったかわからない。けどパワー絵とパワーワードでぐいぐい持っていく。繰り返すが万人にはオススメしない。でも、間違いなく今一番新しい映像体験な事は保証する。
嬉しい事にワンクールの放送が終了した今も、あちこちのTV番組のBGMでサントラが使われている。トンチキ感のある「さらざんまいの歌」は観ていてほんと楽しい。2皿から流れる「カワウソイヤァ」は頭の中グルグル止まらない中毒性。これだけでもYouTube観られる、観る価値ある、観たら、なんだこれで多分さらざんまい沼にハマる。
テーマは繋がり、そして生きる。欲望を手放すな!この第1皿見れたということ、それだけで、生きててよかったと思えた。何故ならこれを見た頃死にたかったから。多分半年以上は寿命が延びた。感謝してる。
リアルタイムだと考察ツイートがバンバン飛び交い、祭りの様子だった。そして10話放送中にツイッターが阿鼻叫喚となり、私も叫んだ。この辺の事は10皿を見てからウィキれば多分わかる。Twitter連動の新たな可能性を見た。やっぱり、観たら今までの固定概念や価値観ぶっ壊して、頭の中を思いっきりシャッフルしてくれる作品を、定期的に観たいよね。
2位「ホワイトナイツ・白夜」(DVD)
唐突な旧作洋画。TSUTAYAで取り寄せないと見られなかった。
習ってるダンスの先生に、本当に凄いダンスを3つ勧められた。
1つ目は映画「ニジンスキー」。残念ながら古過ぎてレンタルやネットで見つからなかった。タイトルにもなっている有名なバレエダンサーを主人公とし、表現者の生き様を描いた作品。wikipediaにある程度その一生は書かれてるが、観てみたかった。
2つ目は「ボレロ」でドン・ジョルジュが踊った映像。YouTubeですぐに出てくる。
そして3つ目が今回選んだ「ホワイトナイツ」。
2つ目3つ目に共通するのは、兎に角、ずっと観ていられるダンス。ずっと観ていたいダンス。観れば観るほど奥深いダンスである。
もし今後、誰かがダンスを始めた、もしくは上手くなりたいと言ったら、私も真っ先にこの2つをオススメしたいと思う。
で、肝心の映画の内容はというと、時はまだ冷戦が終わってない80年代、アメリカで活躍するダンサーが、飛行機でソ連に不時着する所から始まる。実はこの主人公ニコライは、ソ連の天才バレエダンサーだったのだが、好きな演目を踊れる自由を求めて、亡命していたのだ。
ソ連に捕らえられたニコライは、アメリカに戻るため、表向きはダンスの稽古をしながら、脱出すべく画策する。ソ連人妻を持つアメリカ人黒人タップダンサーレイモンドと出会い、喧嘩したり稽古したりする中で相棒となったり、残って出世した元カノに会って駆け引きしたり、果たして白夜のレニングラードにて無事に脱出出来るのか?!
令和の今観ると、共産主義批判とかアメリカの良い面悪い面とかプロパガンダ的な何かをゴリッゴリに感じるが、まあ、そこを踏まえて観ればエンタメあり、サスペンス要素あり、のストーリーで面白い。音楽もいい、主題歌はライオネル・リッチーの"Say you,Say me"である。wikiによるとアカデミー歌曲賞を取ったらしい。
が!基本情報は兎も角として!ただひたすらに!ダンスが!いいのだよ!!!!!
最初のバレエ「若者と死」からして衝撃だし。普通のバレエと思うなかれ、ボロベッドから起きた顔色の悪い若い青年が、弱りながら踊って、木の椅子ぶん投げて、悪そうな美女がタバコ吸って煙吹きかけてきたり、とまあ、一種芝居的なトリッキーな中、圧倒的なダンス力で観る者を釘付けにしてくる。
だって、そもそもニコライを演じてるのが、ミハイル・バリシニコフ、リアルに超天才バレエダンサーである。てか、ほぼほぼこの人の為の映画である。ソ連から亡命してアメリカに渡ったのも主人公とまるっきり一緒だし。
レイモンドを茶化して11ピリエット(片足で連続11回転)したり、なんかマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるようなロック?ポップス?を踊ってみせたり、本気のバレエ稽古など、兎に角、本当に上手いダンサーは、何を踊っても上手い。綺麗。もしそのまんま現代に連れてこれたらヒップホップとかもかっこよく踊るんじゃないか(個人的見解)。
特に2つ、古巣のシアターで、自分の踊りたいもんはこれだ!!と力強く踊るシーン。曲によって、表現はここまで変わる、という事を、まざまざと見せつけてくる。こんなん目の前で踊られて、落ちない元カノはいない(←)。そして、レイモンドと踊る本気のデュエット稽古。レイモンド演じるグレゴリー・ハインツも実力のあるタップダンサーだが、息ピッタリ、かつ個性を出しつつ、キレと緩急の美しさを見せてくるこのダンス。
「お手本のようなダンス」とは、勧めてくれた先生評である。ダンスやってる人はホント一度ご覧あれ。私も定期的に見返したい作品である、ダンスを見るために。
さてさて、最後のひと作品となりました!
映えある1位は…
1位 「RUN ver.3」(舞台・DVD)
最後の最後、芝居かい!!いやだって、やっぱナマの迫力威力は、ハマると別格でしょうよー。
ま、実はこの作品、前ブログに感想書いてるんだけど。DVD届いた時に。
https://www.nerigarako.com/entry/run3osusume/
お座敷コブラの『RUNver.3』を勧めたい!(ネタバレ無し) - ねりガラ子ノート
刑事モノで三部作の最後、単品でも楽しめる内容なのは、絶対の信頼が置ける劇団、お座敷コブラならでは。エンタメ全開ちょっぴ切なくて、温かい、見終わった後スカッとする舞台なので、こちらは舞台を観たい人、万人に勧められる。圧倒的な脚本力と演出力。万人に勧められるけど、今までの価値観や世界をひっくり返してくれる作品。
途中、この話が、今生きる我々と地続きなのだと気づくと、ゾワッとする。
クライマックス、主人公が語りかける言葉に、私は声を出さずに泣き叫んだ。これを観て生きてて良かった。1年くらい寿命が延びた。
これは正直、観劇三昧で見て欲しい。動画アプリで、ひと月955円税別で、色々な劇団の芝居動画見放題ですよ!移動費チケット代考えるとメチャメチャお得!!お正月ひと月だけでも入って、見まくるのいかがですか奥さん!そして、気に入った劇団のナマを見に行こう!←
28日にぶっ続で5時間3位まで書いてバテて、31日に2時間掛かって残りを書いた。筆遅っ。てかスマホで書くの慣れない、ギブミー、ノートパソコン。ギブミーDVDレコーダーとプレーヤー。きっつい。
でも、ひとまず年内にタイトルのメモだけで、勢いで書ききった。リンクの手直しは年明けにまわします、すみません!
来年はもう少しコンスタントに映画館で観て、映画でランキングベストテン書きたい。そして、芝居も観たい。
とりあえず今年の私はこんな感じでした!
来年いい年になりますように。
今年もありがとうございました。よいお年を。
アデュオス、令和元年亥年!カモン、令和二年子年!!
LIFE、人生と見るか、生活と見るか。私は命と見る。
いい記事読むと、書きたくなるよね。
という事で、読んだのはこの記事。
LIFE、人生と見るか?生活と見るか?|僧侶、家出する。(幻冬舎plus) 稲田ズイキ(僧侶)
LIFE、人生と見るか?生活と見るか?|僧侶、家出する。(幻冬舎plus) - Yahoo!ニュース
この記事のタイトルが、ほぼそのまんまですみません。直感です。
内容は、
- 首都圏のスーパーLIFEを友達と見つけた時に、筆者は「人生」と読み、友達は「生活」と読んだので議論になった。
- 『ライフ』とは、今日明日の「生活」と、この先の生き方についての「人生」、どちらに無意識の比重を置いてるかのリトマス紙になる言葉なのではないか。
- その時の状況において比重は変わり、人は「人生」と「生活」の間で揺れている。
というものだが、是非本文を読んで頂きたい。
記事を中盤まで読み進めて、バッと感じたのが、タイトルの通り、
私は命と読む。
だったのである。
多分現状が、経済的に底で親族頼れなくて、抑うつ状態で休職、という中で、多少なりとも命の危機と無意識に思ってるらしい。
死にたいと、生きるしかないか…という諦観と、肩の力抜いて生きたい…という願望との間を揺れ動いてる思考の中で、ロールプレイングゲームの戦闘中に出てくるライフメーターが浮かんできた。しかも赤点滅してる状態だった。いわゆる「ライフはもうゼロよ!」である。関係ないが、一度もそんな台詞打ち込んだこと無いのに出てくる予測変換は優秀だ。
何故そう感じたのか、を突き詰めていくと、自分のこれまでの思考と今の思考にリトマス紙を当てて、棚卸しをしていくようだった。
これまでの私は、筆者と同じで「人生」を重視していた。目標というか理想があって、これからの為に、今頑張らなきゃいけない、と脇目も振らずにただ「人生」目がけて全力疾走していたのだ。
ただ、一つ言えるのは孤独ではなくなったということだ。それは友達がいるいないの話じゃない。なぜ自分が生きているか、この世界に貢献しない限り生きている価値はないのか、存在意義を求めて世界でひとりぼっちで戦う感覚はなくなってきた。今あるのは「1対世界」ではなく「1対1」が積み重なって世界が出来上がっている感覚だ。
(本文より)
私はまだ孤独を感じていて、上の引用にあるような「存在意義を求めて世界でひとりぼっちで戦う感覚」が強いのだろう。だからこそ、
倒れて働けなくなった瞬間、緊張の紐がブチっと音を立てて切れたようなあの時に、「人生」から「命(生命)」に変わったのだ。
あんなに欲しがっていた人生の意味は、どこか遠くへ消えていってしまった。決して答えが出たわけじゃない。「人生に意味はあるか?」という問いそのものを考えなくなったのである。それは「人生」に傾きすぎていた心が「生活」の価値に直面して、バランスを取り始めたということなんだろうか。(本文より)
私も傾き過ぎてたバランスを取ろうとしているのかもしれない。今の私は「命」、次に「生活」の比重が強くなってきた。「人生」は、目標ややりたい事が急に無くなって、一寸先は闇と途方に暮れている。
今まで、人生にばかり目を向けて、周りと比較して焦って無理をして、本当に自分の心と身体はどうしたかったのかを蔑ろにしてきたから、エネルギー切れ気力切れの現状なのではないか。
どうやら、仕事も含め、どう生活を営んだら心も体も心地よく生きれるのか、をもう一度見直し、作り直す時期にきているのかもしれない。罪悪感しか感じなかった休職の意味が、漸く見出せた気がした。
まだ外に心は開けないし、そもそも碌にうごけないし、一朝一夕にはいかないだろうが、出来る限り小さな事から一歩ずつ。今はそこから進むしかないのだ。
お座敷コブラの『RUNver.3』を勧めたい!(ネタバレ無し)
もう少しブログの形整えてから投下しようと思ってたけど、それだといつまでもブログ始められなそうなので、初記事として投稿します!どん!!
お座敷コブラ公演の舞台『RUNver.3』、DVD予約時には10月到着予定って話しだったので、8月の終わりに届いてびっくり!早い!(歓喜)
…ちょうど、ひきこもってる間にポストに届いてたみたいで、ようやく外に出たら見つけた、生きててよかったとふと思ったなぁ。
てなわけで、休みにじっくり堪能した拍子に、今年1月に観た感想も含めてネタバレしない程度に書き殴ろうと思います!RUNver.3!ひゃっほう!
『RUN』、ずずいっと引き込まれて、面白かったぁ!
てのが一番の感想。この劇団、お座敷コブラはキャスト一人一人に見せ場というか魅せ場?がある脚本で、観に行く度に楽しみにしてます。もし、普段あんまり演劇とか舞台に行かない人に、「面白い舞台なんかない?」って訊かれたら、自信もってまず勧められる劇団。エンターテイメントで言葉にインパクトがあって、見終わった後は爽やかな疾走感で「楽しかったぁ!」と叫べる舞台です。
そんな今回『RUN』は3部作で、共通の基本軸は「刑事モノ」。プラス、各話で色々なテーマで展開されてきます。私の場合、ver.2千秋楽を劇場で、その後映像でver.1を、でもって1月にver.3に公演を観て、という多少邪道な(笑)見方をしました。でも、一緒に観に行った友達曰く、他の2作観てないけどver.3単体の「刑事モノ」としても楽しめたよとの事。言えないけどそれだけ、今回のテーマはタイムリーでキャッチーでした。
とりあえず単発でも観てみたい人も、全話制覇してあちこち隠された謎を解きたい人も、幸い、アプリ「観劇三昧」で全話配信されている!ダウンロードして、有料会員登録して、堪能するのだ!1000円弱で1ヶ月沢山の芝居映像見放題、お得だ!
https://v2.kan-geki.com/streaming
…と言いつつも、スマホにこのアプリ「観劇三昧」を入れてるにもかかわらず、今回この『RUNver.3』はDVDで観たかった。 何故なら、この話に限っては、自分のスマホの中で展開されるのが怖かったから。 …別に話はホラーじゃなかったじゃないか、なにを言ってるんだって言われるかもしれないが、それくらいタイムリーな話題で、自分の胸を突き刺してきた話だったのだ。 いい舞台を生で観ると、自分の今まで持ってた価値観を、いい意味でぶち壊して、シャッフルしてくれる、新しい世界を見せてくれるから好き。
1月の公演では、生特有のピン!と張りつめた緊張感と臨場感を。DVDというか映像では、臨場感の代わりに、その場では見逃してしまった、役者さんがみせる細かな仕草や表情、小道具や仕掛けをじっくりと観られる。
なお、私は結局DVD待ち切れずに『RUNver.3』の台本も買っちゃった人なので(笑)、次の休みに観る時は、脚本見ながらじっくりと観るつもりです。特に前半の圧倒的な情報量で畳み掛けてるあたりは、台本見ながら堪能したい。
ってあっ、まだ台本PDF販売してるみたい。ご興味ある人は下の「お座敷コブラコンテンツ部」から是非。予算が出来たらというか、経済的に落ち着いたら、ほんとはパンフレットも買いたい。
https://expectedtoperform.stores.jp
P.S.やっぱり一言だけネタバレ言わせてくれ!!カギ括弧でくくってだいぶ下の方に書くから、見終わった人は見てくれ!!
「 実在したら絶対ヤダけど、敵がすっごいカッコよくて決まってたんだよね!舞台で見た時、キツネちゃんの仕上がりがビジュアル的に好みだったんだ!森亨さんも艶っぽかったし!あと、テン・オクロックがビジュアル、ポージングがパン!ってキマってて良かった!実際にいたらヤダけど!…ってあれTwitter、いつの間にテン・オクロックがお座敷コブラ乗っ取ったの?!エイプリルフールの冗談じゃなかったの?えええええーー?! 」
ああ、ひとまずスッキリした!^_^
以上!